フランス語を習得しよう!

フランス語と名詞その2

 

日本人の私たちには無縁なことですから、ご存知の方も少ないと思いますが、フランス語においては、全ての名詞に、男性名詞、もしくは、女性名詞が付きます。例えは、車やネクタイは女性で、鼻やタクシーは男性なのですが、こんなことを聞くとますます、わからなくなってしまうでしょうね。

 

 

人や動物を表現する場合、名詞の性は、原則、自然の性別に従っています。そして、そのほかの名詞においては、納得のいく答えは残念ながらありませんので、「そういうものだ」と理解してもらうしかなさそうです。物事や抽象観念を表している名詞の性は、文法上の性別に従っていることになります。

 

 

このことから、フランス語を習得したい場合、名詞の意味を知るだけではだめです。同時にその名詞が持つ、性も覚えなければなりません。この点からも、フランス語を習得することは、難しいと敬遠されがちですが、ヨーロッパの言語は同じようなタイプが多いです。例えば、イタリア語、スペイン語なども、同じ様に名詞が性をもっています。

 

 

名詞が性を持つということでも、フランス語は美的センスのある語学だと思える点でしょう。
フランス語における名詞の男女差は、理由がなく発生しているものですが、言ってみるならば、そのセンスにあると思います。
例えば、フランス語で「soleil」と言う言葉は、意味は太陽で、男性名詞です。そして、反対に「lune」と言う言葉は、月という意味で、女性名詞です。